プラスチックが、対象となる物質などによる変化にどれだけ強いか(形質変化を起こさないか)を示す性質です。
電気を通しにくい性質を示す数値です。
電気抵抗率とも呼ばれており、その中でも「電気が物体の内部を流れる場合」のことを体積抵抗率と表現することが多いです。
温度が上昇した際の体積の膨張割合を示す数値です。
これに対して、温度変化による物質の長さが変化する割合のことを「線膨張率」といい、長さと体積が変化する割合のことを「熱膨張率」といいます。
通常の製造工程よりも反応時間を長くすることで、分子量を大きくしたポリエチレンのことです。
通常のポリエチレンは2万~30万の分子量であるのに対して、超高分子量ポリエチレンは100万~700万という分子量となっています。
熱可塑性樹脂に分類され、その中でも特に耐衝撃性に優れており、搬送用機械の部品や人工骨などの材料として用いられることが多いです。
また、低温特性(低温時の機械的強度)もあるため、スキーやスノーモービルのギアレールなどの部品として使用されることがあります。
別名「軟質ポリエチレン」といい、その名の通り柔らかいポリエチレンです。
一般的なポリエチレンのような長い高分子構造になるのではなく、短くランダムに分岐した構造であり、結晶化度が低いのが特徴です。
融点が低いですが、その柔らかさを活かしてホースや農業用シート、中空の容器などの素材として用いられることが多いです。
自然界に存在する植物から得られる樹脂のことです。
「琥珀(こはく)」「松脂(まつやに)」「漆(うるし)」「天然ゴム」などが該当します。
電気を通す性質のことです。
一般的にプラスチックは電気を通さないと思われており、製品の中には絶縁体としてプラスチックを使用しているケースもあります。
導電性プラスチック(ポリアセチレンなど)の中には金属並みの導電性を持つものがあり、ドーピング剤によって処理することでその導電性を高めることができます。